体験談

【体験談】つらい抜毛症だった過去と現在の状態 

はじめに

こんにちは、シロ(@shiro_kitsune7)です。

皆さんは「抜毛症」をご存知ですか?

「脱毛症」は聞いたことがあるけど、「抜毛症」は知らないという方もいるかもしれません。

後ほど、その違いを説明します。

私は高校時代、抜毛症に悩まされました。

ネットで調べるとまばらに髪を抜く例が多いのに対して、私は円形に綺麗に髪を抜いていました。

(眉毛も薄くなるほどではありませんが抜くくせがありました。)

いくら調べてもネット上で私と同じような例は見つけることが出来ずどうしたらいいのかとても悩んだことを覚えています。

しかし、大学2年生になった現在、ほとんどそのあとは目立たなくなりました!

当時の私と同じように、抜毛症に悩む方に少しでも参考になることが出来ればと思い、この記事を書きました。

当時の写真もかなり沢山残しているので、その写真も紹介します。

正直あまり写真は載せたくなかったのですが、写真なしでは同じように悩む方の参考にはならないと思い決心しました。

見ていて気持ちの良い写真では無いと思います。

ここから先は、私の抜毛部分の頭皮の写真があるので、苦手な方はご注意ください。

 

「抜毛症」と「脱毛症」の違い

違い、それぞれの症状について簡単に説明します。

「脱毛症」とは

多くの頭髪が抜けてしまい、最終的に頭皮が露出した状態になることを言います。

頭の一部のみに症状が現れる場合や頭皮だけではなく体毛が脱毛するものなど症状は様々です。

「抜毛症」とは

正常な毛を自ら引き抜いてしまう強迫症の一種ともいわれています。

自分の外見に不満があって毛を引き抜くわけではありません。

緊張感や不安、ストレスがあり、毛を抜くという行為によりそれらを和らげている場合があります。

無意識で行う人、意識していてもやめられない人、毛を抜いてしまう場所(私の場合は髪の毛でしたが、眉毛、まつげなど)は様々です。

発症年齢は子供や思春期に多くおよそ90%が女性であるといわれています。

私の経験した「抜毛症」

私の抜毛症の症状のはじめ理から現在までを時系列で整理しました。

あくまで私の症状です。「抜毛症」のすべての人と共通するものではありませんので参考程度にお願いします。

2017年11月上旬:抜毛症の始まり

当時高校2年生だった私。

私の通う高校は2年生からはクラス替えがあります。私は勉強を重視するクラスに入りました。

当然周りはみんな成績優秀ですが、私は勉強はそこまで出来ませんでした。担任の先生も厳しく、毎朝会うこと自体が苦痛でした。

仲のいい友人もいましたが、一部の友人と上手くいかないこともあり、それらが重なりました。

  • 成績を伸ばさなければならないというプレッシャーと自分のやる気とのギャップ
  • 授業の度に先生やクラスメイトから「あいつは場違いだ」と思われているのではないかと頭をよぎるネガティブな考え
  • 先生との面談の度に伸び悩む成績を責められることへのストレス
  • うまくいかない人間関係

元々眉毛を抜くくせがあったこともあり、これらが引き金となったのではないかと考えています。

つむじあたりの少し短めの毛は触ると長い髪の毛より少し硬さがあるように感じませんか?

それらを抜き始めました。

初めはほぼ意識していませんでした。

思うままに髪を抜いていると↓のような状態になってしまいました。

ここでやっと、「このままではいけない」「我慢しないといけない」と思い始めました。

2017年11月中旬から下旬:悪化

髪を抜くことがダメであると自覚し、我慢しようとしていました。

しかし、髪を抜くととてもすっきりしました。

その快感を覚えてしまったのか、新しく生えてくる毛も短くて手で抜けない時は毛抜きまで使って抜くようになりました。

↓当時の写真です。この時期が1番ひどかったです。

抜毛症でない人からすれば、何故そこまでして髪を抜こうとするのか、我慢できるんじゃないのかと疑問に思うかもしれません。

しかし、自分でもなぜ毛抜きを使ってまで自分の髪の毛を無くそうとしているのか分かりませんでした。

また、当時を思い出しても絶対に我慢できるようなものでは無かったです。

何度も我慢しようと考えましたが、結局自分の意思だけで我慢できたことはありませんでした。

一度髪を抜き始めると満足いくまで抜かなければやめることができませんでした。

不思議なのは学校などの人目がある場所では髪を抜きたい衝動が強く表れなかったことです。今でもなぜだかわかりません…

2017年12月:精神科の病院へ

このままでは外に出られないほどになってしまうのではないかと焦りを感じていました。

県内で信頼できそうな精神科の病院を調べて母と訪れました。(もちろん診察室へは1人出入りました。)

その先生はとても優しく、漢方と気持ちを落ち着かせる薬(レキソタンなど)を処方してもらいました。

私の場合はこれらが本当に効果的で、特にレキソタンは私のお守りのような存在でした。

レキソタンを飲めば髪を抜く衝動を我慢することが出来ました。学校へ行くつらさも和らげることが出来ました。

しかし、私自身あまり飲みすぎると良くないとも思っていたので、処方されてから2週間ほど経ってからは

  • 学校へ行くのがとてつもなく辛い日
  • どうしても髪を抜く衝動を我慢できない時

だけ飲むようにしていました(大体週3,4日くらいの使用頻度)。

処方された通りに飲む方がよいのでしょうが、私は依存も怖かったのでもらった量より少なく飲んでいました。(皆さんは決められた用法、用量をきちんと守ってくださいね。)

↓薬のおかげもあって徐々に抜毛の範囲も狭くなり始めました。

病院へ行くというのは少し勇気のいることかもしれませんが、私は病院に行っていなければ今でも治っていなかったのではないかと思っています。

信頼できるお医者さんのいる病院を受診してみるといいかもしれません。

2018年から2019年:高校3年生

2018年になってからの一年間はほぼ抜毛部分がわからなくなる時もありましたが、しばらくするとまた抜毛部分が目立つようになるということを何度も繰り返しました。

しかし、ひどい時でも隠しやすい程度のものでした。

この期間で育毛剤を買って試したりもしました。(後ほど紹介します)

↓2018年5月の写真です。2018年のうちでもひどい時期の写真ですが、以前に比べればかなり目立たないくらいになりました。

受験シーズンは特にストレスも多かったと記憶していますが、以前のように毛抜きを使ったりということはありませんでした。

それに強い衝動に悩むこともほとんどなくなっていました。

大学入学後~現在

↓大学入学後は1番酷かった時でもこの程度です。

普通のつむじといわれてもあまり違和感はないと思います。

寝不足が続く日や課題に追われたりといったストレスを感じる時は今でも数本髪を抜いてしまいますが、以前のように目立つ禿ができるほどは抜かなくなりました。

薬ももう1年以上飲んでいません。

↓これがついこの前撮った写真です。

 

見た目の問題でいえば、ほぼ治ったといってもいいと思います。

その他

学校ではどう隠していたのか

私はミディアムほどの髪の長さがあったので結んで登校していました。

普通に結ぶと抜毛部分は丸見えなので、分け目を大胆に変えて結んでいました。

「分け目おかしいよ」と言われることもありましたが、何とかごまかしていました。

もしかしたら周りの人も気づいていたのかもしれませんが。

美容室はどうしていたのか

そもそも美容室に行くこと自体嫌だったのですが、髪を切りたいと思うこともあったので主に抜毛症に悩んでいた2年の間で3回ほど行きました。

抜毛症になるまで行っていた美容室にも症状が軽い時に一度行きました。

抜毛症には触れないでくれることを願いながら行ったのですが、少し傷つくことを言われてしまいそこに行くのはやめました。

そのあとは地元の美容室に行きました。

そこでは事前に私が抜毛症であることを伝えて、分け目も抜毛症が目立たないような形で切ってもらうようにしました。

使っていた育毛剤


実際に使うことで髪がよく生えてくるようになったと強く実感したかと言われると、そういう訳ではありませんでした。

しかし、産毛のように弱々しい髪しか生えてこなかった部分もしっかり太い髪が生えてくるようになったとは思います。

なにより、髪の毛が減っていくことへの不安を和らげることには十分に役立ちました。

「抜毛症」であれば育毛剤を使って生えてきてもまたすぐ抜いてしまうので根本的な解決策にはならないかもしれません。

気休めではあるかもしれませんが、メンタル面で言えば購入した意味は大いにありました。

容量も見た目以上に長持ちしています。購入後毎日使用している訳ではありませんが、今でも半分くらい残っています。

少し値段もするため、学生の人は購入を躊躇うかもしれません。

私も自分で買った訳ではなく、悩んでいる私を見た母が気にして購入してくれました。

おわりに

今回は私の抜毛症の経験についてお話しましたが、あくまで私の体験です。

同じように「抜毛症」に悩む人がみな全く同じ悩みを持っているか、回復するかどうかという問題は一人一人違ってくるでしょう。

しかし、当時の私は同じような悩みを抱える人を見つけることが出来ず、心細く感じていました。

当時の私のように悩む人がこの記事を見て共感してくれたり、少しでも勇気づけることが出来れば嬉しいです。

この記事を書くにあたって当時の様々な写真を振り返ってみていましたが、とても苦しかったはずなのにその写真を見て戻りたいと思えるものがあるほど今では充実した毎日を送ることができています。

周りで支えてくれたみんなのおかげだととても感謝しています。

抜毛症に悩む方でもし質問などがありましたら、Twitterにてお気軽にお声かけください。

専門的な知識はありませんが、役に立てることがあるかもしれません。

最後まで読んで下さりありがとうございました。