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「色づく世界の明日から」13話(最終回)の考察と感想ー素晴らしさをひたすら語りたい

こんにちは、シロ(@shiro_kitsune7)です!

前回は「色づく世界の明日から」をまだ見ていない人に向けて紹介する記事を書きました。

絶対に見てほしい泣けるアニメ「色づく世界の明日から」のすばらしさを伝えたい!こんにちは、最近頭の9割をアニメが占めているシロ(@shiro_kitsune7)です! 今回は私が激押しするアニメ「色づく世界の明日...

今回はすでにアニメを見た人に向けて、最終話の考察、私の感想などを共有できたらと思います。

ネタバレもがっつりありますので、よろしくお願いします。

最終話「#13 色づく世界の明日から」

最終話に全てが詰まっているように感じました。
正直、1~9話くらいまでは見ていて退屈な人も多いかもしれません。
しかし、そこまでのストーリーがあってこその最終話なので、最後まで見てほしい。

第13話(最終回)は瞳美と別れた後の唯翔のプロローグから始まります。

唯翔「彼女の最初の印象は寂しげな鈍色。

いつも不安をにじませて周りの世界を伺っていた。

一人になった俺はきっと何度も思い出す。色とりどりの君を。鮮やかな痛みと共に。」

最後まで見終わったらもう一度見てほしい場面です。

 

 

瞳美が未来へ帰る間際、挿入歌の「color capsule」が流れる場面からもう号泣しました。

唯翔「暗い色も、明るい色も全部が瞳美を作ってる。何も消さなくていい。未来でも笑ってて。」

2人が抱き合う場面。

唯翔「俺たちはきっと、お互いの未来に色を取り戻すために出会えた。」

ここで瞳美に色が戻ります。目が輝く描写も綺麗でした。

瞳美はもちろん、唯翔も自分を閉じ込めていました。しかし、瞳美は唯翔に魔法をほめてもらい、唯翔も瞳美に絵を特別だと言ってもらいお互いがお互いの未来を輝かせる手助けをしていた。

「気持ちひとつで世界が変わる」

瞳美の言葉です。本当にその通りだと思います。私の語彙力では到底説明できません。でも、アニメで映像を通すことでそれがすんなり心に響くのだからすごいですよね。

―みんなとの別れを終え、2078年に戻る瞳美。

モノクロだった花火に色が浮かぶ描写や瞳に映る花火がとてもきれいです。自然に零れ落ちる涙にもらい泣き。

琥珀に「どう?楽しかったでしょ?」と尋ねられた瞳美は

瞳美 「楽しかった。でも、悲しかった。

不安で怖くなって、嫌になった。夢中になってドキドキしたり、うれしくなって、切なくなって、怒ったり泣いたり、胸が締め付けられるほど苦しくなったり、帰りたくなくなるくらい恋しかったり…

でも、幸せだった

と笑って答えます。まさに青春ってこんな感じですよね…

アニメを見て、もう一度青春を味わった気分です(笑)

瞳美にとってコンプレックスのはずであった「魔法」も、最後には魔法屋さんとしてたくさんの人を喜ばせている瞳美を見て、「コンプレックスや自分の嫌いな部分さえも強みにできる」そう思わせてくれました。

絵本『なないろのペンギン』について

作者の名前を見た時にはまた号泣。ゆいとーおぉーー(涙)

ごめんなさい、取り乱しました(汗)

気を取り直して、絵本の冒頭のペンギンはモノクロ(白と黒)です。

しかし、動物たち(魔法写真美術部のみんな)と過ごし物語の終わりには

  ペンギン 「私の色は何色かしら」

本の背表紙のペンギンは虹色ですね。

誰しも色んな色を持っている。

「何色にだってなれる。すべての色が瞳美を作ってる。」

そんなメッセージが込められているように感じます。

唯翔が未来の瞳美に向けて書いたと思うと、もう…(涙)

余談ですが、物語の中では

  • 「うさぎさん(あさぎ)は犬さん(将)の隣」
  • 猫さん(千草)に賛成するムササビさん(胡桃)

あさぎと将、千草と胡桃のカップルが成立したことを示しているのでしょう。

第1話の冒頭、瞳美がひとりで階段を上る際に出会う女の子2人と最終回で学校で瞳美と話す女の子2人は恐らくそれぞれの孫なのでしょうね。

最後のお墓は誰の?

P.A.WORKSの公式アカウントでは以下のように言及されています。

公式では断定していないんですね。アニメの描写から考えても唯翔なのか或るいはお母さん、その他様々な可能性が考えられます。

ちなみに私は

  • 絵本の場面からの流れでお墓の場面に切り替わったこと
  • 一人でお墓参りに行ったこと
  • 瞳美の涙

などから唯翔のお墓であると考えています。もちろん、1番唯翔の墓であって欲しくないとも思うのですが

しかし、あえて公式で誰のお墓であるか伏せているのは、それを明らかにすることがこの物語の核では無いからではないでしょうか。

誰のお墓なのかを明確にしないからこそ、それを視聴者一人一人が想像できます。それも含めてストーリー本来の良さなのだと思います。

「誰のお墓であるのか」たくさんの考察がありますが、正解がないのだから周りに流されずに自分自身の考えを大切にしてほしいと思います。

その様々な考えまでも「あなた」の色である。そういうメッセージではないでしょうか。

OP・EDと挿入歌への感想

OP・ED、挿入歌どれもとても素敵でアニメとぴったりでした。

最終回を見ながら曲を聴いて思ったこと、感想などを書きたいと思います。

あくまで私の感想なので、気楽に読んでいただけたら幸いです。

OPテーマ ハルカトミユキ 「17才」

YouTube ハルカトミユキ『17才』(『色づく世界の明日から』OP ver.)

最終回では唯翔の描いた絵本のシーンで流れますね。

なんだか、これまでのオープニングで流れていた曲とはまた違う感じがしてとても印象的でした。

この曲に限ったことではありませんが、流れる場面や気持ちによって違って聞こえるのって不思議ですよね。

このシーンでこの曲を聴いて、私は全体的に唯翔の視点の歌詞であるように思いました。

「たとえば夕陽さえ色あせてしまった日は

誰かの勇気さえ疑ってしまう日は

また声もなく泣きそうな自分を  目を閉じて許してみて」

「雨上がり 虹が架かかるよ」

                    ハルカトミユキ 「17才」より

が絵本『なないろのペンギン』同様に、瞳美と別れた後の唯人が瞳美へのメッセージを送っているように感じて、一人でほっこりしてました(笑)

また、

「いつまでも いつまでも 笑っていたかった

君の涙の色さえ 気づかないから」

「変わらない景色と別れの後で 現在を振りほどいて僕らは走る

階段を駆け上がり 汗で滲む未来 その窓を開けたなら

全てがキャンパスになる」

                      ハルカトミユキ 「17才」より

の部分もなんかは唯翔っぽいというか(笑)

EDテーマ やなぎなぎ「未明の君と薄明の魔法」

YouTube やなぎなぎ「未明君と薄明の魔法」

第11話の最後、紙飛行機を使って瞳美と唯が出会う場面ではEDへの入りが感動的過ぎてやばかったです。

しかし、最終回では流れませんでしたね。

素敵な曲であるだけに少し残念な気もしますが、それでよかったようにも思います。

この曲では色を取り戻せないでいる瞳美、少しずつ成長していく瞳美の様子を描いているように思います。だからこそ、色を取り戻した最終回では流さなかったのかな…と。

特に

君の描いた ありのままの景色に

自分の形かたちも 影さえも映らない

それでもいい 

          やなぎなぎ「未明の君と薄明の魔法」より

の歌詞なんかは「私は幸せになってはいけない」と自分に魔法をかけた瞳美のことをうたっているように思えました。

挿入歌 やなぎなぎ「color capsule」

YouTube やなぎなぎ「color capsule」

唯翔と瞳美の2人のシーンにぴったりでしたね。

EDテーマ同様にやなぎなぎさんが歌っています。

最終回で流れることのなかった「未明の君と薄明の魔法」の代わりを果たしているのではないでしょうか。

「色づく世界 揺れて 頬を伝ってく 触れるすべてを染めて

今 一際鮮やかに光る 君の姿見つけた」

            やなぎなぎ「color capsule」より

自分の殻を破り、色を取り戻す瞳美。

「未明の君と薄明の魔法」でイメージされる瞳美と対になっているように思えました。

この曲の流れる場面は何度見ても飽きません!

感想・まとめ

高校生時代の私は瞳美のように自分で自分を苦しめていたと振り返りながら思います。

常に周りを気にして自分を閉じ込めて。もっと自分らしさを大切にしても良かったと。

そういう面で瞳美にとても共感できて、感情移入しながらアニメを見ました。

高校生という時期は自分自身のことで悩むことって多いと思うときだと思っていて、瞳美や唯翔に似たものを感じる人は多いと思います。

この作品を通して、自分らしさを大切にしてくれる人が増えればいいなと思います。

色々なことに出会って、色々なものを見てほしい。

今まさに高校生の方には自分らしく、まわりに囚われずに楽しんで欲しいです。

篠原監督は「色をつかって自己肯定感を表現できないかと思った。」と語っています。

色を失った瞳美はまさに自己肯定感が低かった。しかし、唯翔に魔法をほめてもらうことに始まり、写真魔法美術部のみんなとの日々を通して自分を認めていきます。

「色」って十人十色、顔色、声色とか単純に色としてじゃなくて、たくさんの言葉があり様々な意味を持ってますよね。

「私の明日にはたくさんの色がある」

アニメの一番最後に瞳美の言った台詞です。

あなたの明日にもたくさんの色がある。きっと未来、明日が輝いていくように前向きになれる作品でした。

おわりに

アニメを見た感動の勢いで思ったことなどをつらつら書きましたが、この思いを少しでも共有できてうれしく思います。

もう本当に素晴らしいとしか言いようがない。

たくさん考えたことや思ったことがあるのに、うまく文章にできないのが悔しいです。

監督を始め制作してくださったスタッフの方々、キャストの方に心から感謝を伝えたいです。こんなに素敵な作品を本当にありがとうございます!

「凪のあすから」もとても素敵な話で好きでしたが、「色づく世界の明日から」はコンパクトにストレートなメッセージが込められていてより心に刺さりました。

あまり話題にならないのが不思議です。隠れ名作ですね。

放送当時に知ることが出来なかったのが本当に悔やまれます。

トークショーにも行きたかった()

絶対に長崎に行って聖地巡礼するんだからね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。