映画

ジブリ『もののけ姫』の魅力について考えるー私が『もののけ姫』を好きな理由

こんにちは、シロ(@shiro_kitsune7)です!

2020626日より全国の劇場でスタジオジブリ作品『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ゲド戦記』の4作品を上映することが決定しました。

そこで久しぶりに大好きな「もののけ姫」を見て、たくさん感じた事がありました。

映画館で「もののけ姫」を見てきた感想ー言葉にできない感動こんにちは、シロ(@shiro_kitsune7)です! 2020年6 月 26 日から全国の劇場でスタジオジブリ作品『風の谷のナウシ...

ジブリ映画「もののけ姫」が公開されたのは1997年です。当時私は生まれてもいませんでした。しかし、実家にビデオがあったので何度も見ていたのを覚えています。

当時まだ小さかった私が「もののけ姫」を見て感じたのは「人間が自然を壊そうとしている」そういった単純なイメージと「山犬がかっこいい」「森が綺麗」などの感想でした。

実は小さい頃の私の夢は山犬になる事でした(笑)凄いですよね。

山犬になりたかったのはきっとモロ達に憧れたからでしょうね。車に乗っている時は自分が山犬になって駆け回るイメージをしながら外を眺めていました。

映画「もののけ姫」を見て

「もののけ姫」が好きな理由

私はこれまで好きな映画を聞かれたら「もののけ姫」と答えてきました。大学入学までは映画というものにあまり関心もなかったので、何となくそう答えていた部分もありますが今なら「もののけ姫」のどこに魅力を感じていたのか少しはまとめられそうです。

ジブリ作品はどれも好きですが「もののけ姫」は中でも圧倒的に日本の文化を感じさせます。室町時代の日本が舞台なので当然と言われればそれまでですが…

神々の神秘や日本の村、タタラ場、森、など物語を通して「日本」というものをとても感じました。森の描写ひとつをとっても、日本の森であることがすぐに伝わってきます。不思議です(舞台は屋久島と白神山地とのこと)

当然の事ながら美しいアニメーションも。とても20年以上も前の作品とは思えません。押し寄せるイノシシの群れや立ち上がるデイタラボッチの迫力、神秘的な森の奢そかな雰囲気、どのシーンをとっても美しく息を呑む細かい描写。

声優さんたちの演技にも感無量です。モロ(美輪明宏)の「黙れ小僧!」は何度聞いてもすごい迫力です。

久石譲さんの迫力ある音楽

ジブリ作品といえば久石譲さんの音楽が欠かせません(久石譲さんの公式YouTubeチャンネルオススメです)。

特に「もののけ姫」は明るい音楽と言うよりは重めの迫力ある音楽がメインです。「タタリ神」のように少し暗い印象の曲も多いイメージ。ジブリ作品には少し珍しい気がします。

「アシタカせっ記」に始まるオープニングは見る度にガッと目が覚めるような衝撃があります。暗いイメージのオープニングとは対照的にエンドロールの「アシタカせっ記」は戦いが終わりこれからへの希望を感じます。同じ曲でここまで違う印象を受けることに驚きました。

是非サウンドトラックで聞いてみてください。

米良美一さんの「もののけ姫」

私は米良美一さんの歌う「もののけ姫」がたまらなく好きです。

たくさんの方がカバーしておられて、そのどれも素敵ではあります。しかし、「もののけ姫」の映画には米良さんの「もののけ姫」でなければいけないと、聞く度に思います。力強くも美しい歌声。哀しさや優しさを感じます。

歌を聞いて泣いてしまったのはこれが初めてでした。自然と涙がこぼれる、不思議な歌です。

米良さんはくも膜下出血などを患い手術後喋ることもままならなかった状態からリハビリにより歌えるまでになったとの事です。(こちらの記事でまとめられています)

その後「もののけ姫」はキーを下げて歌っておられるようですが、全くそれを感じません。変わらずまっすぐ心に響いてきます。

YouTubeのコメント欄で「魂で、心で歌っている」と言うのをしばしば見かけますが、その通りだと思います。

また、歌詞も独特ですよね。「君が代」のように和歌のような表現です。日本語の美しさを最も代表する歌ではないかと思っています。

はりつめた弓の ふるえる弦よ

月の光にざわめく おまえの心

とぎすまされた刃の美しい

そのきっさきによく似た そなたの横顔

悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは

森の精 もののけ達だけ もののけ達だけ

出典: もののけ姫/作詞:宮崎駿 作曲:久石譲

短くもとても深い歌詞です。何度考えてみても今の私には理解できない部分が多いです。

アシタカが最初にタタラ場を訪れた時に呪われた身である長が「あなたの怒りや悲しみがよくわかる。」とアシタカに言います。

「悲しみと怒りにひそむまことの心」はアシタカの心でしょうか。

歌詞全体を通して、自然のもののけ達と向き合うことで本来あるべきものが見えてくるというのをイメージしました。

様々な感情に埋もれて見えなくなってしまう人間の純粋な心は、その感情を生んだ根源と真に向き合うことで新たな気づきを得られるのかもしれませんね。

「もののけ姫」を見て考えること

ストーリー自体を深く考えようと思えば、キリがないぐらい色々考えさせられる作品です。大人になってから見ると昔は気づかなかったことや色々と考えさせられるものがあります。

「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」とは少し違って、ジブリの中ではとても複雑なストーリーのように思います。哲学的かつ現実により近いというか。

色々なメッセージがあるとは思うのですが、改めて「もののけ姫」を見て「自然と人間の共存」というのはこの作品の大きなテーマかなと改めて思いました。互いが尊重し生きていく道を探す。

自然と人間だけでなく、人間同士でも同じなのでしょうね。人との繋がりの中で衝突を繰り返し、そんな中でも支え合いながら生きていく。

そして、「生きる」とはどういう事なのか。日々様々な葛藤と向き合いながら生活する私たちに生きることの苦しさ、素晴らしさを教えてくれる。

私は人生、生きることそのものような作品だと思っています。

今になってこそ色々なことを考えさせられる作品だと思いますが、昔はただ単に映像の迫力やストーリーに惹かれて見ていました。

子供の時と今とで違った魅力を感じられる。いつ見ても、どの年代でも人を惹きつける作品だと思います。

おわりに

今感じたことをまとめましたが、数年後に見るとまた違った感想を抱くのかもしれません。それもまた楽しみです。

子供の頃に感じれなかったことに気づくことが出来たように、今しか感じられないこと、その年になって初めて気づくことがあるのでしょう。

ジブリで最もおすすめしたい「もののけ姫」ぜひ1度見て貰えたらと思います。見たことある方も見る度に新たな発見、感想があるかなと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

映画館で「もののけ姫」を見てきた感想ー言葉にできない感動こんにちは、シロ(@shiro_kitsune7)です! 2020年6 月 26 日から全国の劇場でスタジオジブリ作品『風の谷のナウシ...